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太るほどシートベルトの着用率が低下
テネシー州ナッシュビル(AP) 体重が増えて太っているほど、シートベルトの着用率が低下するという相関関係を、米国の研究者が分析し、肥満関連の学会誌最新号に発表した。 交通事故時における死亡率は、シートベルトの着用率とも大きく関係しており、シートベルトの着用は安全のためにも必要だが、シートベルトの規格自体がすでに40年以上の前のもので、現代人の体型に合っていないという。 米テネシー州にあるバンダービルト大学のデイビッド・シュルンツ博士は、同州ナッシュビルのメハリー医科大学の研究者とともに、米疾病対策センター(CDC)が2002年に25万人を対象に実施した調査結果を分析。 その結果、シートベルトを常に締めている割合は、通常の体重の人々で83%だったのに対し、肥満の人々では約70%と、大きく下回っていた。 シュルンツ博士は、シートベルトの着用率は、性別や年齢、州法などによっても大きく変わってくるとした上で、体重が増加し、体が大きくなってくることで減少してくると指摘している。 米政府によるシートベルトの規格は、1960年代に定められたもので、体重97.5キロ、腰回り120センチの男性を基準としており、肥満度を測る体格指数(BMI)は考慮されていない。 米高速道路交通安全局(NHTSA)は規格の見直しに着手した2003年、米国の人口の19%に相当する、約3800万人がシートベルトの基準を超える肥満だと推定。しかし、米国の自動車大手各社がより長いシートベルトを準備していることから、規格・基準の見直しは見送っていた。 シュルンツ博士は、太っている人は車に乗る際、非常に苦労しているとして、太っている人々にも楽に締められて、安全性の高いシートベルトの普及が必要だとしている。

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